もしもの時に家族へ伝えるべきデジタル情報チェックリスト

チェックリストの使い方

このチェックリストは、もしもの時(病気・事故・急逝など)に、家族や信頼できる人が手続きを始めるための手がかりを優先度順に整理するものです。すべてを一度に記録する必要はありません。まずは利用サービスの存在と公式窓口から確認し、必要な範囲だけを少しずつ整理しましょう。

デジタル終活の全体像を把握した上で、このチェックリストを活用することをお勧めします。

家族が最初に必要とするのは「利用している端末・主要アカウント」と「公式の手続き先」の手がかりです。まずこの2つを整理することが大切です。

最初の15分で整理する3項目

  1. 利用しているサービス名:Apple、Google、主な銀行、証券、継続課金サービスを挙げる
  2. 公式の手続き先:問い合わせページや故人アカウント管理機能の場所を記録する
  3. 誰に何を伝えるか:開示先と、共有する項目・本人だけで保管する項目を分ける

パスワードや端末のパスコードを一律に残すことから始める必要はありません。まず「どのサービスを使っているか」と「どこへ問い合わせるか」が分かるだけでも、手続きの入口になります。

① 端末と公式の継承設定

端末のロックは、家族やメーカーが解除できるとは限りません。機種と保管場所に加え、メーカーが用意している継承・故人アカウント管理の仕組みを確認しておきます。

  • □ スマートフォン・タブレット・パソコンのメーカーと機種
  • □ 端末メーカーの公式サポート窓口
  • □ 端末に設定した継承・無効化管理の仕組み
  • □ 認証情報を残す場合の開示条件と保管方法
  • □ 端末の保管場所(引き出し・金庫など)

② 主要アカウント

Apple AccountやGoogleアカウントは、写真、メール、クラウドなど複数サービスに関係します。ただし、ログイン情報を家族へ渡せばすべてのデータを利用できるとは限らず、規約や継承機能の対象外となるデータもあります。各社の公式機能を事前に設定することが大切です。

  • □ Apple Accountに使っているメールアドレスと故人アカウント管理連絡先の設定状況
  • □ Googleアカウントに使っているメールアドレスとアカウント無効化管理ツールの設定状況
  • □ 二段階認証を設定しているサービスと、公式の復旧・継承手続き先
  • □ メールサービス名と問い合わせ先

③ 金融・決済関連

相続財産に関わる重要な情報です。ネット銀行・証券の伝え方も参考にしてください。

  • □ ネット銀行の名前・支店名・口座番号の確認に必要な情報・相続窓口
  • □ ネット証券の名前・口座番号の確認に必要な情報・相続窓口
  • □ 暗号資産(仮想通貨)の保有有無・取引所名・公式の相続窓口
  • □ クレジットカードの会社名・カード番号の末尾4桁・引き落とし口座
  • □ PayPay・楽天ペイなどのスマホ決済アプリ
  • □ Suica・PASMOなどの電子マネー
  • □ ポイント残高が大きいサービス(楽天ポイント、Tポイントなど)

④ サブスクリプション・定期支払い

解約されないまま課金が続くリスクがあります。デジタル遺品として忘れやすい項目です。

  • □ 動画配信サービス(Netflix、Hulu、Amazon Prime Videoなど)
  • □ 音楽配信サービス(Spotify、Apple Musicなど)
  • □ クラウドストレージ(iCloud、Google Driveなど)
  • □ ゲーム・エンタメ系サブスク
  • □ ニュース・情報系有料サービス
  • □ 各サービスの解約方法・問い合わせ先URL
  • □ App Store・Google Play・通信会社など実際の請求元

⑤ SNS・メール・クラウド

乗っ取り・なりすましを防ぐため、アカウントの存在と対処方法を伝えておきましょう。

  • □ LINE(利用の有無とアカウント削除などの希望)
  • □ X(旧Twitter)のアカウント名と対処の希望(削除・追悼アカウント化など)
  • □ Instagram・Facebook・TikTokなど
  • □ クラウドに保存している写真・動画の取り出し方
  • □ 重要なファイルの保管場所(Google Drive、Dropboxなど)

⑥ その他の重要情報

  • □ 加入している生命保険・医療保険の会社名・証券番号・問い合わせ先
  • □ マイナンバーカードの保管場所
  • □ 運転免許証・パスポートの保管場所
  • □ かかりつけ医・持病・服用中の薬の情報
  • □ 勤務先・取引先への連絡が必要な場合の担当者情報
  • □ 遺言書・公正証書の有無と保管場所

整理した情報の安全な管理方法

このチェックリストの情報を整理したら、安全な方法で保管することが重要です。紙には紛失・盗難、デジタルファイルには共有設定や端末紛失のリスクがあります。保管場所、閲覧できる人、開示のタイミングをセットで決めましょう。

Kagimoriでは、必要な情報を暗号化して整理し、開示条件が成立するまであんしん連絡先が記録内容を閲覧できないようにできます。レコードごとに開示先を指定し、項目ごとに「本人のみ/開示後共有」を選べます。

写真から記録を作成する場合、iOS / Androidの端末内OCRで文字を読み取り、保存する行と項目を本人が選びます。画像、未選択のOCR全文、パスワードなどの機密情報を外部AIへ送る仕組みではありません。保存前に、読み取り結果と共有範囲を確認してください。

パスワードを家族に残す方法の比較を参考に、自分に合った方法を選んでください。

定期的な見直し

半年から1年を目安に、次の項目を確認します。パスワードを変更するたびに全体を見直すのではなく、契約の追加・解約、連絡先の変更、家族構成の変化があった時に更新する方法でも構いません。

  • □ 解約済みサービスを削除または更新した
  • □ 公式問い合わせ先と必要書類の情報が現在も有効
  • □ あんしん連絡先の招待・承認が完了している
  • □ レコードごとの開示先と項目ごとの共有範囲が意図どおり
  • □ 写真から作成した記録に読み取り間違いが残っていない

まとめ

デジタル情報の整理は、一度ですべてを終わらせる必要はありません。まず「主要アカウントと端末の公式手続き先」から始め、金融・サブスク・SNSと少しずつ範囲を広げていきましょう。Kagimoriでは、このチェックリストの情報をカテゴリ別に記録・管理する機能を提供しています。

注意:Kagimoriは端末のロック解除、外部サービスへのログイン権限、相続・解約手続きを提供するものではありません。実際の手続きは、各社の公式窓口と利用規約に従ってください。

参照・更新について

端末・主要アカウント・金融機関の手続きは提供元ごとに異なります。この記事は2026年7月15日に見直しており、準備や手続きの前には公式情報を確認してください。

もしもの時に、大切な人を困らせない準備を。

Kagimoriは、パスワードやサブスク、解約手順などのデジタル情報を整理し、開示条件が成立した場合にあんしん連絡先が必要な手続きの手がかりを確認できるよう準備するデジタル終活アプリです。

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